庭木のお手入れ方法。今回は京都市東山区で剪定をさせていただいた事例を元に説明させていただきます。

庭木のお手入れ方法には色々と方法や好みがあります。

一番は施主様の意向を聞いてその中でプロの提案をして形にしていくということになります。施主様は良く、小さくして欲しい強めに切っておいてと言われます。

年に数度、剪定するのに、その様に言われるのは良く分かります。

もちろん、お隣りに枝が出ることや、通路に枝が出てきて通れない等の時は強く剪定する必要があります。最優先は生活に支障があると困りますので、そこは優先に考えたい所です。ではその他、生活に支障のない樹木はどの様に剪定をするのかということになります。

今回は毎年、手入れをさせていただいている施主様の剪定を事例に説明させていただきます。

強く切るということのデメリット

枝を強く剪定すると、不自然な強い枝が出てきます。

強く剪定するというのは、太い枝をのこぎりや、チェーンソーで切り落とすということです。

不自然な強い枝が出てくると自然の中であるはずの樹木は樹幹を乱し、自然の雰囲気をを失ってしまいます。

自然とは何か

そうなると自然とは何かということになります。

私自身、剪定をする時にいつも自然に剪定したいという思いで手入れをしています。

まだまだ私自身もそこの答えは出ていないかもしれませんが、迷った時に何を手本にするかというと、人の手が入っていない樹木の姿です。

柔らかい枝、風になびく枝葉、心地よい自然の枝葉をイメージして剪定します。

良く、手の平の様な形に剪定をすることを教えられますが、人工的に作られた手の平は不自然です。人が触らない手の平の枝を残して少しの手助けをすることがその樹木を生かすことになります。

今回、剪定をさせていただいた写真です

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こちらは剪定させていただいて5年目になります。

当初のご要望は樹木でトンネルの様にして欲しいというご依頼でした。

強く剪定する真逆のご要望です。

自然に伸びた枝を生かし違和感がない様に自然に寄り添って毎年手入れをしました。

 

2年前のお庭の様子です

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今のお庭の雰囲気と全然違うのが分かっていただけると思います。

 

お庭の手入れの仕方

その場所、場所にあった、剪定が大事になってきます。

お隣に枝が出ている、通路を塞いでいる、生活に支障がある部分は最優先に取り除く必要があります。

それ以外は、建物の調和と、その場所場所で生き生きと、自然な樹木の姿を維持する剪定が必要になります。

それが人に心地よさを与え、建物やその場所を引き立てることになります。

 

ヒロオ 造園・庭園管理では剪定からお庭造りまでお庭に関することを承っております。ご相談だけでも結構ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。

 

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